フォセット〜Cafe au Le Ciel Bleu〜
基本データ
タイトル フォセット〜Cafe au Le Ciel Bleu〜


フォセット

-Cafe au Le Ciel Bleu-

ブランド 戯画
発売日 2006/12/22
評価 シナリオ ☆☆☆☆☆☆☆☆★★(8/10)
サウンド ☆☆☆☆☆☆★★★★(6/10)
イラスト ☆☆☆☆☆☆☆★★★(7/10)
システム ☆☆☆☆☆☆☆☆★★(8/10)
総合 ☆☆☆☆☆☆☆★★★(7/10)
お気に入り度 ☆☆☆☆☆☆☆★★★(7/10)
ランク A+
レビュー本文
初めまして。
自分はタカヤマキという者です。
まあ、中身はただのオタク学生なんですが、ある日突然レビューサイトなんていうものを始めてみようかと思いました。
出来るだけ読みやすく、わかりやすく心がけて書くのでよろしくお願いします・・・
といいつつレビューした経験なんてほとんど無いわけで、ただの感想程度に読んでもらってかまいません。

まあ、そんな前置きはさておき、記念すべきレビュー第一作目は「フォセット - Cafe au Le Ciel Bleu -」です。
皆さんご存知(?)の中堅ブランド、戯画の「ショコラ」「パルフェ」「この青空に約束を―」のファンディスクです。
最初のレビューがファンディスクというのも正直どうかとは思いますが、そこはどうか気にせず・・・orz

―――――概要―――――
内容的には大きく三つに分けられます。
・SIDE TSUGUMI-SEVEN
・SIDE FAMILLE
・EXTRA
SIDE TSUGUMI-SEVENが「この青空に約束を―」、SIDE FAMILLEが「パルフェ」の外伝集となっています。
全て本編終了後の話となっていて、コメディ色の強いものから本編の補完的ストーリーまで色々。

EXTRAは中で更に
・SIDE TSUGUMI-SEVEN APPENDED
・クイズゲーム
・メモリアルモード
・CG MODE
・MUSIC MODE
・REPLAY MODE
に分かれていて、CG、MUSIC、REPLAYの3モードはまあ、説明不要でしょう。

クイズゲームは、ショコラからこの青空に約束を―までを範囲とした四択クイズです。
その難易度は一回プレイすれば誰でも覚えているような簡単なものから、
かなりやりこんでいる人でさえ覚えているかどうか怪しいものまでさまざま。
「〜〜〜という出来事が起こったのは何月何日?」と聞かれても「そんなの覚えてるかボケッ!!」と言いたくなります。
他にもBGMの名前を当てさせたり、部屋の背景を表示した後「この中で背景に無かった物は?」と聞いてきたり・・・
難しい問題はとことん凶悪です。簡単な問題でも誤字引っ掛けがあったりして冷静にやらないとすぐ死にます。
正解するとポイントが貯まっていき、貯めたポイントでSIDE TSUGUMI-SEVEN APPENDED内のシナリオやおまけCG、壁紙集が開放できます。
開放したおまけCGや壁紙集はCGモードで見ることが出来ます。

SIDE TSUGUMI-SEVEN APPENDEDでは前述したとおりクイズモードで開放したシナリオが楽しめます。
発売前に公開されていたキャラ紹介のミニドラマとファンブックに記載されていた書き下ろしの短編をゲームのほうに逆輸入したようですね。

メモリアルモードは同じPCにインストールされているショコラ〜この青空に約束を―の三作のCGや回想、イベントが一括して見れるものです。
もともと全部開いている状態なのでインストールはしてあるもののまだ未プレイという状態なら見ないほうがいいでしょう。

――――― シナリオ ―――――
全体として特に不自然に感じたところや矛盾等はありませんでした。
ただ、ファンディスクということで丸戸氏以外の方も書いているんですが・・・
やはり書き方と構成は丸戸氏が一番だと思いましたね。
他のシナリオライタの方々も平均よりは上だと思いますが、丸戸氏の書くキャラ同士の掛け合いに敵うかというと・・・

評価としては全体的に普通よりも高い位置でまとまっています。

――――― サウンド ―――――
BGMは三作のものそのままです。
まあ、使いどころがぴったりなのは流石。
声は、明日香シナリオ(迷える羊と魑魅魍魎)の明日香が最初ちょっと違和感有りかなぁ・・・
とは思いましたが進めていくうちに解消。
多分、久しぶりだったからうまく出せなかったんでしょう。
主題歌は三作通して担当していたKOTOKOさんからave;newへ変更。
最初はかなり違和感を感じました。
聞いていくうちに慣れはしましたが、やっぱり寂しいですね。
次回ではまたKOTOKOさんに復活してほしいものです。

――――― イラスト ―――――
原画は三作と同じくねこにゃん氏。
最近小耳に挟んだことですが、ねこにゃんは実は男でなく美人三姉妹だという噂が・・・真実はどうなんでしょうか。
絵自体は全体を見れば特に不自然な点は見当たらず。
俺がよっぽどでない限り気にしないせいもある気がしますが・・・
しいて言えば、やはり明日香シナリオ(迷える羊と魑魅魍魎)の最初のほうの明日香の顔がちょっと違和感ありました。
これはまあ成長したからってことで片付けられなくもないです。
しかし、中盤以降はパルフェ本編時と変わらなくなっているところを見ると描いた時期によって絵が不安定であるようです。

―――――システム―――――
システムはCG、回想、MUSIC全て完備。
少々離れてはいますがキーボードのみで操作することも可能で、キーボードのみでもクイックセーブやコンフィグが出来ることを考えるとかなり使いやすいほうですね。
個人的には、SIDE FAMILLEとSIDE TSUGUMI-SEVENそれぞれでダイアログがパルフェ仕様、この青空に約束を―仕様と切り替わったことがうれしかった。
ちなみに、全て一本道のシナリオなのでパルフェから搭載されているイベントシートは存在しません。

――――― さいごに ―――――
やはり、ファンディスクという位置づけなので最低でもパルフェとこの青空に約束を―をプレイしていないと意味がわかりませんね。
クイズモードではショコラの問題も出るので出来ればショコラもやっておいたほうが良いでしょう。
逆に言えば、ショコラ、パルフェ、この青空に約束を―とやっていて三作品とも好きであれば必ず損はしません。
それだけは断言します。

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